年末年始は福岡でダラダラ過ごしているだけなので、テレビに飽き、喰うのにも飽き、飲むのにも飽きると山に行きたくなる。
「楽、山行こうや」
「えぇーあんま行きたくない~」
「もし、山に付き合ってくれたら、明日はスノボに連れていってやるけん」
交換条件でしか付き合ってくれない楽を連れ出し、氷爆の滝を目指して三郡山へ。通いなれた昭和の森へのアクセスがカーナビのデタラメなルート案内のせいで何度も道に迷う。
10時スタートという遅いスタートのせいか、道すがら誰とも会うことなく登っていくと、所々、雪が残っていて、足場も悪くなっていく。滝の直前でアイゼンを装着している団体をちらほら見かけるようになる。
滝への分岐点からの道はアイゼンがないボクらにとって、ロープにしがみついてやっと登攀することができた。
滝は絶好調の半分程度。
滝からは一気に尾根道まであがり、宝満山の山頂を目指す。明るい陽射しの中をサクサクと雪を踏みしめながら歩くのはナカナカ気持ちがいい。
2時間後登頂。
山頂ではやや陽射しが陰り、風も冷たい。銀ロゴを使用しても湯がなかなか沸かない。せっかく湧いても冷凍麺を投入すると一気に温度が下がってしまった。もちろんビールを飲む気持ちにもならない。
ここで教訓。冬山にはあらかじめ沸かせたお湯を魔法瓶で持参し、冷凍麺は解凍させておく。そして座っている尻から冷えてくるので、イス持参が好ましい。
帰路は林間コースの兎道で下山する。緩やかな下りのつづら折れが続き、雪山の下山にはもってこいのコース。
1時間半あまりで下山完了。
今年はいい山始めができました。