7時に目覚めると、期待通りの快晴。朝食を済ませ、テント撤収し、ゴミを片付け(屋久島のゴミ分別は細かい)湯泊温泉に向かう。
海が見える温泉なんてあまいもんじゃなくて、海そのものにある温泉。脱衣所なんてないので、風呂付近で適当に脱いで入るしかない。一応竹垣が男湯と女湯の境らしいが、全く意味をなさない。
先客は誰もなく、もうしぶんのない幸せ感でのんびりと浸かっていると、10人ほどの団体が入浴するわけでもなく、ただ見学に来て、うるさいったらありゃしない。方言から東北方面らしい。
その後、西に向かい、大川の滝を見物。一目でそのデカさと迫力にに圧倒される。
島西部の林道は特に見るものがあるわけではないけど、屋久島特有の森の雰囲気を車で堪能できるいわゆるジャングルクルーズみたいなもん。鹿や猿とも遭遇できる確立は高い。
西部林道から島の北部に出て、海亀の産卵で有名ないなか浜へ降りる。海水の見事に透明。屋久島は山のスゴさが有名だけど、海もスゴイ。
こういうこともあろうかと海パンは持参済みだけど、マスクがない。唯一の海の家的な小屋を除くと「貸しマスク500円」の張り紙。マスク×2と浮き輪=1500円のところ、何故か1000円に負けてくれた。
海中はもちろん魚だらけ。熱帯的はヤツから太平洋的なヤツまで多種多様。
海から上がると、初日の宿が一緒だった鳥取の大学生とバッタリ出くわす。
それから島の東部に移動し、大浦温泉で海水を洗い流す。これまたヒナビ系の温泉。おじさんがおつりがないとかで入浴料を50円負けてくれた。
昼ご飯は屋久島最大の集落宮之浦のかぼちゃ屋でラーメンを食べる予定が、人気店の午後1時。当然行列。しかたなしにその近所でチャンポンとトロロ蕎麦。
宮之浦のスーパーマーケット・ヤクデンで食料を買い込み、縄文杉アタックに備える。
今日は白谷雲水峡から白谷小屋まで上がり、小屋泊して明日の早朝から縄文杉を目指す予定。
登山口の白谷雲水峡は、屋久島の森が手軽に楽しめるテーマパーク的なところ。観光バスが並び観光客がゾロゾロと歩いている。バス見ると御馴染み西鉄観光や北九観光のバス。九州からの観光客はバスまるごとフェリーで来るのがメジャーのようだ。どおりでトッピーに観光客が少ないわけだ。
60と30㍑のザックをからい、白谷小屋まで1時間のキツイ登り。小屋の前で屋久鹿の出迎えを受け無事小屋着。
小屋に寝床を確保し、小屋前の公共的テーブル(?)でダラダラしていると続々と人が来る。今夜は総勢20名ぐらいが小屋に泊まるようだ。
公共テーブルでそれぞれが食事を始め、酒が進むについて、会話もはずむ。縦走済みの一行にパックのゴハンや行動食などをもらう。
今回は軽量化を追及した結果、米はアルファ米を持ってきたが、それが超マズイ。これから少々重くてもパックのゴハンにします。