37年の人生で佐賀県とはほとんど縁がなく、積極的に足を踏み入れるのは、呼子にイカを食べに行くぐらいだったので最近まで、厳木町や相知町は読めなかった。
相知町の知る人ぞ知る焼肉店で行われるOFF会に誘われた事で相知は「おうち」を読むことを知った。
ぜっかく佐賀まで行くなら、ついでに山を・・・ということになり、九州百名山から天山・作礼山を候補にあげる。
ガイドブックを見ると両者とも、車で相当の高さまで上がれるので、登山に時間はかからない。朝、早めに出発すれば、2山制覇も可能である。
お酒を飲まない、てんもりさん、23夫さんが車を出してくれることになり、オレは西回りの23夫号に7:10に拾ってもらう。
国道263号を南下し、三瀬峠の手前のポプラ石釜店で山麺用の水を汲む。(1L 10円)
ココで南廻りのてんもり号と合流し、さらに263号を南下し天山登山口を目指す。
林道沿いの七曲峠に車を起き、尾根沿いに進む、低木の林を30分も歩くと腰ぐらいの高さの熊笹の群生する草原になり頭上の視界が開ける。
カキっと冷えた、ドピーカンの空の下を歩くのは、気持ちいい・・・・・。
草原の道はほとんど平坦になり、散歩気分。所々で、氷が張ってたり、樹氷があったりと、楽しませてくれる。
山頂からの眺めはまさに360度のパノラマ。北側には鏡山から背振山まで続く山々。南側には筑後川は横たわっている佐賀平野。
風が弱い場所に移動する。ほとんど遠足のような場所で山頂麺。へのさんのスケットルからウィスキーをもらう。
かぁ~ 胃に染みる~ 酒が飲めてよかった~
頂上での山麺は、OFF会の焼肉に向け軽めにすませ、来た道を引き返す。
一時間ほどで峠の登山口を到着。早々に車に乗り込み、次の山作礼山を目指す。
麺のはしごは経験あるが、山のはしごは初めてである。作礼山山頂へはキャンプ場の中を抜けていく。
15分後には、あっさり山頂についてしまった。
これでホントに100名山?
もともと、今回は山にたいした期待はしてなくて、うまい焼肉を食べるための前戯と思っていたので、山登りを終わると風呂~焼肉モードへスイッチが切り替わる。
厳木町(きゅうらぎ)の佐用姫の湯は人が少なく、のんびり湯船でストレッチができた。
風呂上りは、もちろんビール。飲めないてんもりさんもおいしそうに牛乳を飲んでいた。
佐用姫の湯から、目指す焼肉屋やきにくジャンボは車で10分ほど。パチンコ屋の敷地に怪しく建っていた。
16:30 佐賀からメインメンバーを集まり、いよいよOFF会はスタート。この時点では久しぶりの再会なんでどうでもよかった。目の前にある肉をむさぼり喰うのみ!
サシが適度に入った肉はとろけるようにウマイ。山登りを風呂でビールもガンガン進む。
30分も経つと、腹具合もこなれ、グラスも持って民族移動が始まる。
ビール→ワイン→焼酎とアルコール度が高くなるにつれ、声のトーンは高くなり、身振りが大きくなり、再会の喜びをじゃれあうという、発情期の動物のようになっていった。
翌日、インターネットにアップされた写真を見た。そこには高校生の修学旅行よりヒドイ醜態が写っていた。