朝食の後、即テントを撤収し、次のポイントに移動するつもりだったけど、ふと気が付くと、この2日間あわただしく移動ばっかりで、いつのまにかのんびりの正反対のGWになってしまっいる。なんで、思い切って午前中はのんびりすることに。
昨晩もプチ焚き火の世話が忙しくて開くことがなかった「ターザン特別編集【生涯ターザン宣言】」を開く。ジョニーロペス(神様と呼ばれるサーファー)、イヴァンシュイナード(パタゴニア創始者)、野田知祐(カヌーイスト)、内田正洋(シーカヤッカー)等尊敬すべきおっさん達のオンパレード。
「おまえの鍛え上げた肉体はただ見せるための肉体か、」そんな野田さんの挑発的な発言からこの旅が始まった。 という下りがカッコいい。
自分自身のことを「もう40歳と思うか」「まだまだ40歳」と思うか。いろんな意味で突きつけられました。
11時を過ぎてようやくテントと撤収し、キャンプ場を後にし、九州サーフィン発祥の地「立神」を目指す。途中、呼子の町はGWらしく県外ナンバーが渋滞の列。イカの活き造りは好きだけど、てん子から呼子のイカは福間のイカをトランスポートしていると聞かされて食指が動かない。
渋滞を抜けようやく着いた憧れの聖地は、波ひとつなく、ピターっとフラット。
呼子方面に向かう渋滞の反対車線を南下しながらアレコレ昼飯に思いを募らせる。絶対的存在は一竜軒。でも3日間野菜不足だったんで野菜ほしいとこやなぁ、確か唐津に井手ちゃんぽんができとったなぁ。てなわけで、一竜軒横を通り過ぎる時、すごい後髪を引かれる思いを引きずりつつ、井手ちゃんぽんへ。
これが失敗。山盛りのモヤシを前に戦意が喪失し、モヤシの大群を片付けてるうちに食べることに飽きてしまい残すはめに。やっぱ、唐津に来たら迷わず一竜軒と実感。
その後、ぬるぬる湯を求め七山村の「ななの湯」へ。サーフトリップといいつつ海に入ってる時間より風呂に入ってる時間のほうが長かったりして。
浜玉有料道路を通って帰るのも芸がないので、山道を北山ダム方面に抜け、三瀬峠越えで福岡に戻る。峠越えの旧道は新緑もキレイで、真っ暗なだけのトンネルで帰るよりよっぽどいい。ダタやし。福岡方面に抜けると、巨大な橋梁工事中。なんか利権の匂いがプンプンする。
生涯ターザン宣言のおっさん達にインスパイヤ-されたボクは、GW最終日「サンテ飯倉」に行ってみた。クロール1000m、筋肉系スタジオプログラムを30分受け、腕が上がらないほどヘロヘロになった。
でも、限界まで追い詰められて最後の1回バーベルを上げた瞬間、これからの人生の向かうべき先への光りがかすかに見えたような気がした。
なんちゃって。