山行きが遊びの恒例になった時にまず目標にしたのが、九州百名山。でもここ2年ぐらいは何故だか同じ山ばっかり登っていたので、100名山を意識することもなかった。
そこに会社の慰安旅行が指宿に決定し、開聞岳の登るチャンスが振り込んでくる。宴会明けの翌日、朝8:00にレンタカーをピックアップし、山友の友人、S1、エグ、かつっんに2名を加え、6名で開聞岳へ。
2号目の登山口から登りだす。薩摩富士を呼ばれる名峰らしく人工的な植林は皆無な南国らしい植生の森の素晴らしいトレッキングコース。でもいくら登れと調子が上がらない。普通は30分も経てば身体が徐々に登る行為に馴染み、自然の中にいる気持ちよさを感じたりするけど、今回は暑く、身体のキツさを感じるだけで、拷問のようにひたすら足元を見つめモクモクと登る。
途中眼下に海を臨む絶景が見えたりして、「わぁ~すげぇ~!」と声を上げたものの、実は「そんなことはどうでもいいんで、早く終わらないかなぁ」と思っていた。
歩き始めて2時間後、もう歩けないというタイミングで登頂。先日の高岳はきつい中にも、どっかそのきつさを楽しんでいる自分がいたけど、今回は他人を気遣う余裕も1mmもないほど、ギリギリの登頂だった。
狭い山頂で身体を休め、食欲はないけど食べないと進めないので、ランチを詰め込む。ボクと同じような状況があと2人いたので、なんとなく盛り上がらない暗い登山隊になってしまった。
下山もスーパー進学校の遠足部隊との離合に困難し、タイムは上がらないし、調子もあがらないし・・・・。登山口に到着した時はホント、これ以上歩かなくていいという開放だけでした。
このままでは開聞岳はたぶんトラウマになるだろうな~。