長者原にボクの車をデポし、リンのビュイックで牧ノ戸に向っている車内のFMラジオからクリスマスシーズンにちなんでか、ジョージ・マイケルの話題が流れていた。
「ジョージマイケルは当時のステディ(もちろん同性)がエイズキャリアであることが判明した時に、ライブで彼に宛て歌を歌いました。ジョージは彼と同じエイズウィルスに感染し、亡くなったあるミュージシャンの歌を絶唱しました。それではその曲。クィーンで
Somebody to Love」
またもやヤナ降臨です。
こうして第二回ヤナ追悼登山スタート。しかも二日酔い者多数のゆるゆる追悼隊。
牧ノ戸での寒さは予想外のキツサ。ガタガタ震えながらありったけの服を着込む。それでも沓掛山の登りの越えると身体がポカポカと中から温まってき、着込んだインナーを少しづつに脱いでいく。西千里からは徐々に天候は晴れになり、直接日差しを感じることもできる。
「ぜんぜん、あったかいじゃん」とその時のボクは長袖T+半袖T+フリースのほぼ秋仕様。
全員一致で久住山登頂はいらないってことなので、久住別れから北千里に降りる。昨年同月同曜日に震えながら下ったのが不思議なくらいに快適に北千里に降りることができた。
昨夜の雨でチョコレートシロップ状の沓掛~久住に比べ、ほとんど雨の気配がないくらい乾いている北千里の砂地をザクザクと歩き、ゴリラ岩下のヤナの墓標を探す。
こんな小さかったけっ?という岩がヤナ墓標と判明し、タバコと供え、ヤナが大好きだったエビスビールと墓標石にかける。墓標前でランチ。今回久しぶりにキンちゃんの参加もあったせいか馬鹿話しに拍車がかかる。
北千里から法華院温泉に下り、そこで長めの休憩。新しくできたログハウスを調査すると石油ファンヒーターあり。こりゃ冬でもOKやん。
坊がつるからは雨ヶ池を越えるとにかく長く変化のないコース。でも、ものは考えようでこのコースは久住の植生をギュっと押し込めように、魅力的な森が続くし、落葉樹の葉をザッザッ
と踏みながら歩くのも悪くない。
でも、土石流対策の工事がいい感じの気分の台無しにしてくれる。重機を入れるための道路が造られ、日曜日にも関わらず重機の音が響く状況は久住の素晴らしい自然をもう一歩悪い方へは進めているとしか思えませんでした。
下山後、筋湯?ってはずが夢大橋見学へ。渡ってみたかったけど、蛍の光が流れ営業終了寸前。
結局、筌口の鉄分たっぷりの温泉に浸かる。帰宅途中のS1の「3000円ちょいでこれだけ楽しく遊べるってそうないようね」という言葉に同感する。
その割り勘にヤナがいないのはしょうがないけど。