お盆休み中、夏らしくない気温だったので、気が付かなかったが、車のエアコンの効きが悪くなってしまった。
ガスの交換の時期なのかと、ディーラーにもっていくと事態は深刻で、コンプレッサー丸ごと交換が必要。それに必要な金額はなんと、
150,000円。
今まで、普通に効いていたエアコンの修理代が150,000円。
アンビリバボーな出費
自転車が壊れた→カタログで調べる→店頭を見て廻る→決心して新車を買う。
の図式に比べると修理代というのは負のマネーフローというか、まさに死に金というか、もっとも悲しく、納得いかない金の使い方だと思う。
それでも少しでも出費を押さえようと、その方面に詳しいまるパパに良心的な修理屋を紹介してもらった。
ディラーでは、エアコンの不良を訴えると、ニコニコした店員に、テレビの前のソファを進められ、アイスコーヒーを与えられ、踊る大捜査線の再放送を見ていると、さきほどの店員が相変わらすニコニコしながら、「コンプレッサーの交換が必要ですので、ご費用に15万ほどかかりますが、いかがでしょうか」
そんなつらいこと、よく笑っていえるよな!
それに対して、修理屋ではオヤジと一緒に、エンジンルームを覗きこんで、あーだこーだ、説明を受けて、心から気の毒そうに、「やっぱ、コンプレッサーを交換せんといかんねぇ」と言われると同じ死に金でも、オヤジに払いたいと思うのは、当然である。(安いし)
修理屋が終わると、もう一つの憂鬱な用事をこなさないといけない。以前、コンタクトを作ろうと愛眼の眼科で診てもらった時、網膜に傷があるので専門医で再検査したほうがいいと言われていた。
これまた、検査の結果は思っていたより悪く、左眼の網膜が剥離しかかっていた。網膜剥離なんて、
辰吉丈一郎の専売特許で、ボクサーだけが関係ある病気を思っていたので、自分がなるなんて思って
もみなかったので、驚いた。
医者は、治療自体は30分程度で済み、あとは目薬を指してればいいので、日常生活に全く支障はないと、気楽に言うが、オレは一番気になることを聞いてみた。
「治療費っていくらぐらいかかるのですか?」
医者はいきなり聞かれて、ちょっとうろたえていたが、A5ぐらいのカードを見せてくれた。
治療費 54300円・・・。
剥離しても全く痛みの自覚症状はなかったのだが、この瞬間は目の奥がズーンと痛むような気がした。
一日で死に金20万以上の出費。しかも死に金。