就寝が早かったせいで、午前6時にはバチッと目が覚め、タオルを肩に引っ掛け、場内の風呂に向かう。
昨晩の喧騒は全くなく。朝靄が煙る露天風呂で今日の行程思案する。午前中キャンプ場でダラダラ過ごし、のんびり帰宅するか・・。せっかくえびのまで来たので、もう一山つぶすか・・・。
結論がでないまま、風呂からあがり、保冷剤がわりの冷凍うどんをゆでる。日が次第に高くなってきて、標高1200mのキャンプ場も暑いことに変わりはない。「午前中のんびりとはいかないみたいだなぁ」
バタバタとテントたたみ、道具を車の詰め込み、汗だくになって身体を再度温泉でさっぱりさせ、高千穂峰の登山口にあたる高千穂河原へ向かう。
10:25
高千穂河原からこれからチャレンジする高千穂峰が見える。「とぉーい~」その姿は、一日歩いても届かないほど遠くに感じた。
原生林が生い茂るアプローチを20分ほど登るを、いきなり林がブツンとなくなり、頭上の視界が開け、夏のギラギラ太陽の攻撃を受ける。おまけに目の前に足場が悪そうな急坂のガレ場が気が遠くなるほど、遠くまでせり上がっている。
11:15
ようやくガレ場の急登をクリアする。火口沿い(通称お鉢)のゆるやかな登りを火口を覗きながらのんびり登る。お鉢から見る高千穂峰の山頂は歩けど歩けど近づいて来ない。
ようやく山頂へのアプローチにたどり着くが、
ガーン。
すごい急坂・・・・。
これからこの急坂を登らないと行けないと思うと、絶望的な気持ちになる。手にしてるガイドブックにはそんな急坂のことは全く触れていない。
前半ハイペースであがったせいで、余力はわずかにしか残ってない。
これもソロ行のせいだ。
今回ある結論に達した。
ソロ行はペースが掴みにくい
そして、しゃべり相手がいないのでつまらない。
もう二度とソロ行はしないと心に誓い、急坂に取り付く。半ばやけくそでハイペースのまま山頂を目指す。
11:48
アプローチから20分かかって、ようやく山頂着。相変わらずのギラギラ太陽だが、山頂を吹く風は気持ちよく。高千穂河原で買った弁当を大量のお茶で流しこむ。
のんびり昼寝でもしようなぁとも思ったけど、なんとなく登頂気分に浸る気が起きず、登ってきた道を駆け下りるように、下った。
なんだが、こんな暑い夏の日に山登りをしている自分がアホらしくなってきた。ソロ行で夏の登山なんでやけときゃーよかった。
やっぱ海で水着のねぇーちゃん達の囲まれてBBQすべきだったと、最大級の後悔をしながらの下山となった。
来週は海やな。