今も昔も小学生のかばんはランドセル。
ボクらの時代のランドセルは、野球をする時は「ホームベース」がわりになったり、野原で座布団がわりになったり、ハンマー投げみたいにランドセル投てき大会をしたりとそれはランドセルに過酷な仕打ちをしてきました。
そのせいで、5年生になることには、ランドセルは原型をとどめてなく、もうカバンとしての使命を果たすことはできず、お払い箱になり、後進を市販のバックに譲ることになりました。
そして、ボクらはアイビーバックと呼んでいた、今で言うトートーバックの安物のバックを経て、マディソンスクエアーガーデンのスポーツバックへとトレンドは移っていったような気がします。
時は経て、30年後のランドセルは、小学生6年間を楽勝でクリアできるぐらいの耐久性をもったらしいのですが、なぜか卒業間近のガクのランドセルのショルダーストップが切れてしまいました。
ランドセル姿のガクを見ることはないんだなぁと、思いつつ、早めに買えば20%OFFになるらしく、今日、学生服を買いに行きました。
真っ黒の詰襟の学生服を着たガクに、
「ぜんぜん、似合ってないなぁ」というと、
「オレもそう思う」
なんとなく、成長していくことに戸惑っている親子でした。