たいてい、週の中ごろに仕事の都合やモロモロの雑用が見えてきて、週末の山の計画を思い描く。
水曜日の夜、九州百名山の本をパラパラをめくり、ちょうど北九州の麺関係のOFF会が開催されるので福智山に登り、下山後の顔を出すことにした。
同行はヤナ。先週の団体戦に比べ、最も地味な組み合わせだ。がっ、直前にリン&3103、土曜の雨で満足な登山ができなかったへのさんも土壇場で参加。
9:20 鱒淵ダムの吊り橋を渡り、ダム湖沿いの平坦なサイクリングロードを通って、登山口を目指す。
9:45 登山口着
多少遠回りになるが、ヤナお勧めの七重の滝コース。文字通りコース沿いにいくつもの滝がある。
杉の林を抜け、渓流沿いのコースを登る。途中くさり場もありスリリングでおもろいコースだ。
最後の大滝を過ぎると、3103がヨーロッパの散歩道と名付けた、木漏れ日が差し込む、快適でゆるやかに道になる。
山瀬の分岐点から、再び登りがきつくなる。普段最も遅いヤナが先頭で、2番目が最年長のへのさん、3番目がオレだったのだが、二人のハイペースに付いていけず、ズルズルを差がついていった。
飲まないヤナ、昨日うどんを3杯も喰って、カーボローディングしてきたへのさんには敵わない。
ようやく、山頂付近の山小屋に到着。水場で山麺用の水を汲む。今日の山麺は天然水仕立てだ。
山頂までは、枯れススキの中を行く。もうバテバテ。心臓はバクバクで足はガクガクである。
11:55 やっとの思いで登頂。下界には出発点の鱒淵ダムを遥か遠くに見える。あまりに腹が減っていたので、記念撮影もせずに山麺の準備にはいる。今日はカトキチの冷凍麺。コンビニで買ったごぼう天を入れる。
明日が健康診断なので、山麺ができないへのさんが、膝を抱えてコーヒーを啜っていたのが、印象的だった。
下山は鈴が岩屋コースで、一気下る。途中にキレイな沢に合流したので、オレ達には珍しくのんびりとコーヒーブレイクした。
15:00 下山完了。OFF会に参加できないへのさんと別れ、温泉を目指す。今回の福智行きは運転も含めヤナに全面的にお任せである。
助手席で寝ていたら、河内温泉あじさい湯に着いていた。しゃれた造りで、こぎれいな温泉だが、一日中のんびりと入浴するわけではないオレには800円の入浴代はちと高い。
17:00 OFF会場のクモさんの事務所(別名:竜宮城)に到着。すでに朝から続いている宴会は終宴に向かっているようで、紙コップや紙皿が散乱していて、参加している人も結構酔っ払っている。
それでも我々のためにと、生牡蠣を特別に焼いてくれた。会場の隅では寸胴鍋でOFF会の目玉トンコツスープがグツグツと煮立っており、ちょうどいい感じにできあがったようだ。それにしても個人でこれだけの道具を揃えてラーメンを作るとは信じ難い。
さっそくラーメンをお願いした。
まじかよ~
うめ~
トンコツのみで作られたスープはいやな臭みもなく、コクウマだ。一般人が作ったラーメンとは全く思えない。
ラーメンは奥が深い・・・・。
それ以上に奥が深いのはラーメン好きの人々である。
今回、OFF会に誘ってくださったケパサさん、ラーメンをご馳走してくれたクモさん、初めてお会いした北九州の麺族の皆様、遠方からの佐賀組、福岡組、ほんとにおもろい夜をありがとうございました。